« 渋谷城 | トップページ | 芽がでたよ »

2007/05/16

信長の城・秀吉の城

「石垣」「瓦」「礎石建物」-いわゆる『織豊系城郭・3点セット』を理解するには、打ってつけの一冊です。

本書は、2006年10月に安土城考古博物館で開催された特別展「信長の城・秀吉の城-織豊系城郭の成立と展開-」の記念シンポジウム等をまとめた記録集。この手の記録集は、講演会に参加していなければ、なかなか内容を理解しにくいのだが、本書は、いわずと知れた超一流の講演者がお得意分野で言いたい放題しているため、直球(ストレート)で伝わってきます(乱暴な表現でスミマセン)。

もちろん、内容に手抜きはナシ。例えば、金箔瓦(軒平瓦)を例にすると
・信長期・・完成度の高い瓦の、凹部に金箔(ぜいたくな金箔瓦)
・秀吉期・・完成度の低い瓦の、凸部に金箔(けちくさい金箔瓦)
などと、違い(成長過程)について、素人にもわかりやすく教えてくれます。

堅苦しさが感じられない出来だけに、織豊期城郭に興味ある人だけでなく、「シンポジウムって、何やっているのだろう?」と思っている人にも、是非、読んでほしいと思います。

[書籍] 「信長の城・秀吉の城」
滋賀県安土城考古博物館 編、サンライズ出版、2007年3月 発行

# 出張の帰り道に購入。新幹線内でイッキに読んでしまいました。

|

« 渋谷城 | トップページ | 芽がでたよ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87092/16393468

この記事へのトラックバック一覧です: 信長の城・秀吉の城:

« 渋谷城 | トップページ | 芽がでたよ »