戦国の城
2005年2月 埼玉で実施された「比企の城シンポ」をベースにした書籍です。このシンポでは、杉山城に関して最近の発掘成果が縄張論を血祭りにしたことで有名ですが、その真相を知りたかったので。
本当はシンポ開催時に資料を入手しようとしたのですが、なんと「郵送は不可」との回答(TT;)。本が発行された今となれば、シンポ開催の時点で書籍化が決まったいたのかと、なんとなくナットク。
さて内容は、シンポの内容をベースとした論文が複数投稿されている。活字キライのこっきぃには、ちょっと手ごわい(笑)。土地勘がないだけに、図表がもう少し掲載されていれてよかったなぁ。
注目の杉山城ですが、「これまでの通説に一石を投じただけで、現段階での判断は時期尚早。今後の研究成果に期待すべき」というのが、こっきぃの意見。考古にしろ、縄張にしろ、(もちろん文献も忘れてはいけない)、城郭研究はこれらを総合して検討する必要があり、どれかを偏重することは避けなければならない。各分野の研究の足をひっぱりあう時代ではないのだ。トータルで判断する視点が重要だと思う。
# でもやっぱり、縄張重視だな。こっきぃは。
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コメント
東武東上戦は「キャッスル鉄道」。
駅からお城までちと遠いのが難点ですが(^^;
投稿: こっきぃ | 2006/01/12 07:01
おお! 地元ネタ(笑)
昨年だけでも3回逝ってしまったよ(笑
投稿: 地黄八幡 | 2006/01/10 14:33